養殖について

海に寄り添い培ってきた養殖技術。

 車海老は、単位面積(1㎡)で養殖可能な最大重量が決まります。つまり、一尾30g程度の立派な車海老を育てるためには、水揚げによる間引きを繰り返し、常に最適な数で飼育する必要があるのです。
 また、海老はデリケートな生物ですので、養殖池の管理にも細心の注意を払わねばなりません。 
 当社では化学薬品を使用することなく、各養殖池の担当者が毎日池に潜り、水質や海老の状態をその目で確かめる養殖手法を取っています。
 さらに、孵化から稚海老が一定の程度の大きさに育つまでは、24 時間体制で孵化場の管理を行います。その管理技術は、長年に亘って蓄積された“海と命に寄り添う”ノウハウそのもの。
 「大きく元気に育ち、消費者の皆様に美味しく食べていただけるように」と熟練の職人が丹精込めて育てた海の天良車海老の美味しさは、60年の実績と試行錯誤の歴史に裏打ちされた、確かな養殖技術に支えられているのです。

海を囲った養殖池では、毎朝、日が昇る前から水揚げを行っています。養殖池の管理も細心の注意が必要ですが、さらに繊細な技術を要するのが孵化場です。水温、餌の量、温度など、徹底した環境調整を行い、小さな命を守り育んでいます。